SSブログ

映画「桐島、部活やめるってよ」のネタバレとあらすじ!桐島は出るのか? [邦画ドラマ]

[スポンサードリンク]


2012年の日本アカデミー賞を受賞した
「桐島、部活やめるってよ」を見た。

ストーリーは
序盤、様々なキャラクターが別の視点で
校内のスター的存在の桐島が部活を辞めた日を描く。


でも、こういう描き方って、
数年前のハリウッド映画でも流行ったと思うし、
日本においても「告白」なんかでやっているわけだから
そんなに真新しいとは思えなかった。
個人的には、「告白」の方がスリリングで
人間のすれすれの本性を描いていると思って好き。

レディオヘッドの音楽なんかも聞けるし。


でも、この「桐島、部活やめるってよ」も悪くはないと思う。

こっちの方が、今の高校生の生活に近いのかもしれない。


でも、そのあくまでリアルな高校生の生活っていうのが、
どこか不自然にも思えてしまった。


これは、ぼくが30歳だからかもしれないけど、
こんなにも校内カースト制度って発達していたっけな?って。

つまり、人気がある生徒のグループと
オタクな生徒たちのコミュニティとの差って
こんなにもあったのかなぁと。


しかも、
校内カーストを徹底して全面に押し出してて
それがちょっと鼻につく感じが物語にあった。

これもぼくが30歳だからかもしれないけど。


だから、この映画は見る世代によって
感じ方は全然違うのかもしれない。


そして、ぼくはこういう高校生のお話だったら、
もっと青い映画のほうが好きです。

ちょっと、この高校生たちは、
世渡りに擦れすぎている感じがある。

それがこの映画の持ち味でもあると思うし、
それが現在のリアリティと言えるのかもしれない。


ただ、ラストの屋上での展開はちょっとしたカタルシスがある。

様々な物語の到達点と
それがぶっ壊れそうになる感じがこの映画のピーク。

特に、屋上にみんなが走っていくところは、
わくわくしました!


ところで、タイトルにもある桐島くん。

こういう映画だから
「桐島っていったい誰?」という疑問が浮かぶだろうし、
そういう疑問と一緒に「桐島ってシーンに出るの?」って
見る前&見ながらずっと考えちゃうと思う。

で、どうなのかというと、
こういう場合は、映画を見てください!となるんだけど、
ぼく個人的な「桐島問題」について、
映画全部を見終わってから「がっかり」しました。

そういうことかい!って。


まぁ、よくできた映画だとは思うけど、
じわ~と心に響く感じで、
大きな感動とかはなかったです。


ところで、
この映画の中で、映画部で監督をやっている生徒(神木くん)と
バドミントン部の割と空気を読みながらも
何を考えているのかわからない女子生徒(橋本愛さん)が
映画館で映画を見るシーンがあった。

その映画館で上映されていた映画が
塚本晋也監督の「鉄男」でしかも衝撃的なシーンだった!

もうそれが気になってしょうがなくって
ツタヤで「鉄男」をレンタルしてしまった。

あのゆったりとした(でもノイズがある)高校生の日常生活の中に、
「鉄男」は濃すぎました。


7/10点です。

 Sponsored Link


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。