「黄金を抱いて翔べ」感想とあらすじ！妻夫木とチャンミンと浅野のドラマも

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久しぶりに最初から最後まで
ずっと手に汗を握りながら見た映画に出会った。


それが「黄金を抱いて翔べ」

この映画は監督があのジージャンの辛口おやじ、
井筒和幸！


なんやかんやテレビでは言っているけど、
井筒監督の映画愛の半端なさは
彼の映画からは存分に感じることができる。


この「黄金を抱いて翔べ」も映画としての面白さが
本当にたくさん詰まっている。


一番の見どころは
240億円の金塊を銀行から盗み出すことができるのか？


これ、見ればわかるんですが、
本当に最後まで成功するのかしないのか、
全然わかんない！！


というのも、
この黄金強奪の首謀者は、
浅野忠信演じる、トラックの運転手なんだから！！

もうところどころ普通のおっさんです（笑）


そのトラックの運ちゃんに、
妻夫木聡演じる、社会の裏を知る男が中心になって
計画はスタート。


その計画にさらに加わる仲間は、
普通の会社員でエンジニア、
トラックの運ちゃんの弟でギャンブル依存症の男、
北朝鮮の工作員、
清掃員のボランティアをするおっちゃん
と寄せ集めの集団なわけだから
本当にあぶなっかしい。


もちろん、計画がどんどん二転三転するし、
たんなる金塊強奪のサスペンスかと思ったら、
とんでもなく重厚な人間ドラマもある。


本当に、最後までどこにたどり着くかわからずに
転がり続けていく。


しかも、ほとんど素人同然の集団が
金塊を奪おうとするわけだから、
所々に死のにおいがぷんぷんするし、
実際に何人かは犠牲になります。


でも、誰が生き残るのかは全く予想がつかない。


ここで、この人が死んじゃうの！
というシーンもあるからもう大変。


これは大人の最上級のエンターテイメント映画だと思う。

まぁ、色気はないけど（笑）


ストーリーのプロットは、
オーシャンズ11っぽいけど、
登場人物や描かれ方は真逆。


泥臭くて、冬の話だけど汗ばんでいて、
大阪で本当に起こっていそうな日常の延長上にある
極上のクライムサスペンスだと思う。


そして、金塊の行方だけでなく、
主人公たちのそれぞれのドラマの結末も楽しんでもらいたい。


最高に面白かった！

９/１０点！！！

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