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ダークナイト・ライジングのレビューと感想、ラストまで! [洋画アクション]

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ダークナイト・ライジングを見てきた!

darkknight.jpg

公開前は上映時間がいろいろと話題になっていたけど、
個人的には165分は、全く長いとは感じなかった。

いやむしろ、最後はちょっとテンポが速すぎた気がしました。
もっと色々な伏線を紐解くのは丁寧にやってもよかったんじゃないか?



映画のクライマックスはところどころ、駆け足過ぎると思った。
特に、ベインの過去なんて超絶な悪役キャラから、
そういうキャラ設定になっちゃうの?と感じてしまいました。

だからもう少し延ばして3時間でもよかったんじゃないかと!


時間を全く長く感じさせなかったし、
面白い映画だったのは確かなんだから。



でも、前作の「ダークナイト」と比較すると、
前作に軍配が上がっちゃうだろうな。


というか、流石クリストファー・ノーラン監督らしく、
ノーラン版バットマンは3部作すべて異なったチャレンジが
されていたと思うんです。


バットマン・ビギンズでは、
ヒーローとしてではなく、
人間としてのバットマンを生み出すということ。


ダークナイトでは、
ジョーカーというアメコミ映画史上最強の敵を生み出すこと。

そして、ダークナイト・ライジングでの挑戦は、
ずばり戦争状態を生み出すこと!だと思います。



そもそも、バットマンの戦い方は、
戦争には絶対向かない。


10人程度のチンピラは倒すけど、
バットマンも、軍隊との戦争にはかなわないはずです。


戦争状態のさいのバットマンって
圧倒的に無力だと思う。

だって戦争状態ってことは、
あの「アイアンマン」レベルで銃火器を装備して
敵を倒していくということになりますからね。

そんなステレオタイプのアクションヒーロー映画は、
クリストファー・ノーラン監督は作らないでしょう!
い~や、作ってほしくない!


そういうバットマン的にも、映画的にも
かなりリスクがあると思うのが、
戦争状態を持ち込むというアイディアだったと思います。


この戦争状態へ持ち込む際に、
悪役ベインの頭脳が冴えわたり、
バットマン、ブルース・ウェインは
本当のどん底に落とされるのです。


この展開は、ヒーロー映画どころか、
今までのアクション映画でもありえないですよ!

それくらい身震いがしました!

なんとゴッサムシティで革命が起きるんですよ!
しかも、バットマン不在の状況で!



ベインによる表面上の革命がゴッサムシティを支配して、
バットマンが持っていたものは、
すべてベインに奪われてしまうんです。

はい、本当に絶望的なまでに
全てをバットマンは奪われることになります。


これはもう敵わないんじゃないか・・・。
ぼくはそう思いました。

このベインによって
圧倒的な絶望の底に突き落とされる瞬間が、
個人的には一番盛り上がりました。

おお!これこそがダークナイトだと!
ノーラン監督の最後の挑戦だと!


でも、その後はどうなるか?
残念ながら大体予想できて、そして予想通りでした。

さらに、最初にも言ったように、
ラストの展開はちょっと早すぎます。
悪くいえば、雑な感がありました。


あとクライマックスの脚本が凝りすぎていました。
あそこでヒネらなくても、
この映画のスケールだったら、
ど真ん中のストレート直球でよかった気がするんですが、
ベインの過去あたりが明らかになるところでは、
そうだよね~という予想ができる展開に。

そして、ベインの過去がそうだったとわかると、
それまでの辻褄がちょっと合わないことに気づいたり。



さらに、ラストも戦争状態を作るまではよかったのに、
戦争が開戦したら、これはかなり凡庸だと言わざるを得ない感じに。

まぁ戦争が開戦しちゃったら、
それがどう収束するかって大体予想できちゃうでしょ?

わかりやすい流れだし、予想もできるし、
つーか、映画の予告にこのシーン入れちゃだめだろ!というのも
かなりありました。

それは、知らない方が楽しめるのに!という
シーンが多いです。



そしてですね。
今回がクリスチャンベールとクリストファーノーランの
バットマンの完結編ということで、
そのラストですよ。

映画としてのラストではなく、
この3部作におけるバットマンのラストですね。

この映画のラストはどうなると思いますか?

たぶん、ダークナイトからの流れで考えれば、
「バットマンは死ぬのか?」って予想しますよね?


バットマンは死ぬことで完結するのか?
しかも、バットマンの後継者っぽいキャラもいますからね。

バットマンは死ぬのか?どうか?

これは、ネタバレではないので、

ラストはこう答えたいと思います。



ぼくは、そうならない方が良かったと思いました!
これが本音です。


でも、それで良かったという人もいると思います。



今作「ダークナイト・ライジング」だけを見れば、
それで良かったのかもしれませんが、
3部作としてとらえたら、
絶対に反対の結末がよかったんじゃないかと思うのです。

あれほどチャレンジングな作品を作ってきて、
それがファンに圧倒的に受け入れられたのだから、
最後までチャレンジの姿勢で行っても、
ファンはみんな納得するように思うのですが・・・。


これ以上書くと、ラストどうなるか書いちゃいそうなので、
この辺で終わりにしようかと思います。



ちなみに、「ダークナイト・ライジング」は
「ダークナイト」よりもアメリカの評価は低いです。

まぁ、「ダークナイト」が高すぎるっていうのもあるので
「ダークナイト・ライジング」の評価が相対的に下がったのは、
それは仕方ないと思います。



アメリカの全体としての評価が下がるというのは、
この映画の問題というよりも
前作がすごすぎたことが原因ですからね。


でも、そうは言っても、
今回の「ダークナイト・ライジング」は普通の映画じゃない。

超クオリティーの高い映画ですよ!

でも、それでも前作と比較すると、
やっぱり前作に軍配が上がるだろうな。

とにかく、いろいろと書いたけど楽しかった!

DVD化されたらまた何回も見まくるんだろうなぁ。

そして、「ダークナイト」みたいに、
いろんなことに気づきながら
またどんどん映画が好きになっていくんだろうな。

みなさんはどう思いますか?

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