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ロボコップ ネタバレ 感想 レビュー [洋画SF]

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ロボコップを見てしまった!

個人的にロボコップは駄作というイメージしかなかったんだけど、
今見てみると、これがなかなか面白かった!

robocop.jpg
ロボコップは1987年に公開された映画なんだけど、
自分もこの映画をリアルタイムで劇場で見たことがある。


しかも、小学生だった!
だから超怖くて不快でしかなかったんだけど。

そもそも、その日、「ダイハード」が見たくて映画館に行ったのに、
父親が上映時間を調べていなくて、
その映画館でたまたま上映されていた「ロボコップ」を
「ダイハード」までの時間つぶしのために見たのだ。

そんなささいなきっかけで見ちゃった
「ロボコップ」なんだけど
まじ当時はトラウマ級に断片的なイメージが
頭の中にこびりつき、それは今でも同じなわけです。


はい、そういう因縁の映画です、ぼくにとって。


でも、そういう過去の因縁を抜きにしても、
今見てみたら「ロボコップ」は面白かった!


ぼくにとっていろいろと苦手な要素がある映画なんだけど(笑)


まず80年代のギトギトした感じが嫌いなんで・・・。

思春期が90年代だったからか、
80年代にはなんか心のどこかで反抗したくなるのかも。
派手で空虚でバブリーな80年代がどうも肌に合わないんです。

だから、この80年代をある意味象徴するような
SF映画「ロボコップ」は苦手なはずなのに・・・。


あと、ポール・バーホーベン監督も好きじゃない。

あのバーホーベン監督特有の濃さが苦手なんです。
80年代っぽいというのと、SFなのにどこか雑というか大げさな感じが苦手。

それがウケてヒットした監督なんだろうけど、
ぼくはそこがダメなんです。

そもそもポール・バーホーベン監督はオランダ人らしく、
そこからハリウッドに乗り込んで、さらにアメリカに移住までしたらしく、
その分、アメリカらしく映画を作ろうとしているのかも。

他の代表作、「トータル・リコール」も
シュワちゃんの愛すべき大根っぷりと
バーホーベン監督の濃い味でラスト覚えていません(苦笑)

それで、最近公開されたリメイク版「トータル・リコール」の批評が
アメリカを含め、日本でもあまりよくないのを知って、
なぜかバーホーベン版「トータル・リコール」を見ようと思って、
ツタヤに行ったのですが、それがなんと5本くらいすべてレンタル中!

仕方なく、ポール・バーホーベンつながりで「ロボコップ」を選んだのです。

不味いんじゃないか?と思いながらも注文して
口にしてみたら・・・みたいな感じ。

それで、案外美味かった!という感じ(笑)


「ロボコップ」何が面白かったのか?

「ロボコップ」のイメージって
「ロボコップ」が悪を懲らしめるっていうアクションがメインかと思っていた。

でも、今見るとアクションよりも「ロボコップ」の人間ドラマの方が、
映画の全編を通して描かれていた!


冒頭で、主人公マーフィーの正義漢っぷりと家族想いな部分が描かれて、
それが伏線となって、「ロボコップ」にされてしまった後の、
主人公の無意識化の苦しみが
「夢」や「売却された家」を通して描かれるのなんて
すごく切なくなった。

「ロボコップ」自身は今となってはお笑いみたいな恰好しているのに、
それが全然滑稽じゃないと思えた。

そういう人間ドラマが
機械化された「ロボコップ」を通して描かれているのが
とても面白かった。



あとは、「ロボコップ」が戦う相手の社内闘争ドラマも面白かった。

つまり、「ロボコップ」の敵も濃いのだ!

デトロイトのボスと名乗るチンピラと
警察権力を握るオムニ社の幹部がいかにして結託していくか、
その流れもとてもスムーズで
悪役もどんどん悪役として成長していくのも
「ロボコップ」を際立たせていた良かったと思う。

と、「ロボコップ」のイメージからは考えられなかったような
意外な面が映画を通して描かれていたから
ぐいぐい引き込まれて見てしまった。


そうなるとぼくが嫌いな80年代のギトギト感も
そんなに嫌じゃなく、ちょっとしたスパイスみたいに思えてきて
おかしかった。

例えば、劇中でのニュース報道の合間に流れるCMなんて
2012年の今見ると逆に興味深いですよ!


あと、バーホーベン監督らしさも、
この「ロボコップ」は低予算で制作されたらしく、
抑制されていたのもよかったのかもしれない。

予算がなかったからか、行きすぎな感じはなく、
かえってアイディアを絞っていることが伝わるんです。

やっぱり映画はトータルでどうなるかですねぇ。



そして、「ロボコップ」の最後のネタバレをしちゃいます。


ラストは、ロボコップを襲撃しようとしたデトロイトのマフィア集団を
ロボコップが壊滅に追い込み、
ロボコップが自分の機能で録音していた証拠をもとに、
オムニ社の取締役を追い詰めます。

そしてその取締役の悪事が明らかになり
オムニ社の社長から「クビ」を言い渡されることで、
ロボコップの中にある「オムニ社の社員には手を出せない」という
第4のプログラムが解除されます。

最後はロボコップがその社員を早打ちで撃ち殺して、
社員は高層ビルから落下しておしまいです。



ラスト以外にも見所はたくさんある
80年代を象徴するSF映画だと思います。

ターミネーターとはまた違った面白さがあります。

ただ、恋人とは見れないし、家族とも見るべきじゃないし、
友達同士で見るほどみんなを満足させられないとも思います(笑)

一人でこっそり見て「ロボコップ」を堪能してください!

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